<<プロフィール>>
三宅一徳
Kazunori Miyake
子供の頃から飛行機好きで、旅客機のパイロットを目指すも16歳の時に視力低下のためパイロットへの道を挫折。
目標を 失っていた時期にプログレッシブロックに触発され、作曲を志す。
東京芸術大学作曲科に入学。
在学中は所謂シンフォニックロックや電子音楽によるサウンドデザイン等を志向していたが、卒業年(1988年)に委嘱された楽曲、尺八アンサンブル曲「失われた『時』」、そして20本の尺八とシンセサイザーによる「渇きの海」が好評を博したことで新たに邦楽器との関わりが始まる。(「失われた『時』」は藤原道山尺八アンサンブルによって2018年にCD化された ※1)
1989年に邦楽器ユニットのレジェンド「箏座」に参加。1994年の脱退までにVictorレコードより3枚のアルバムをリリース。現代の邦楽のあり方のひとつとしてのスタイルを完成。※2
以降、オーボエ奏者:宮本文昭の「ジャポネスク」(1998)※3、「忍風戦隊ハリケンジャー」(2002)、Avexからデビューしたユニット"ZAN"への楽曲提供(2004)、アニメ「妖逆門」(2006)サウンドトラック、フルート奏者:榊原麻理子「Mariko」(2016)※4など、継続的に邦楽器をフィーチャーリングしたサウンドを模索し続けている。
純邦楽作品としては
2000年 「日本音楽集団」委嘱曲『星月夜』初演 ※5
2013年 オーケストラアンサンブル金沢委嘱曲 『尺八と箏とオーケストラのための "9Senses"』初演 ※6
2020年 「日本音楽集団」委嘱曲『わとわ』初演 (2025年5月28日再演予定)
2022年 尺八ユニット「風雅竹韻」委嘱曲『渦龍の舞』
2025年 藤原道山デビュー25周年記念アルバム「邂」にピアノデュオ曲 “Resist your fate” を提供 ※10
また、純音楽ジャンルではマリンバ奏者神谷百子による委嘱曲 "CHAIN" (2002) がマリンバコンサートピースの定番となっており海外コンクールの課題曲にも頻繁に取り上げられている。※7
同じく神谷百子による委嘱曲のマリンバ協奏曲”ELPIS”が2011年タイにて初演、2016年中国瀋陽にて再演される。2012年には小編成アンサンブルバージョン、2017年にはエレクトーンとのDuoバージョンを日本国内にて演奏。(2021年に初演地のタイにて再演予定だったがコロナ禍で中止となる。)2024年9月に洗足学園大学大学院室内管弦楽団(指揮:上野正博)、マリンバ:櫻井秀悠の演奏でオーケストラ版日本初演。※9
ライフワークでもある「オーケストラとロックサウンドの融合」を実現する場として、仮面ライダー(AGITO,剣,他)戦隊物(ハリケンジャー、ゲキレンジャー、ゴセイジャー)のサウンドトラックやゲーム音楽、CM音楽等多方面に活動の場を広げ、その一方でアニメ「ふたつのスピカ」やテレビドラマ「woman」「Dr.倫太郎」「anone」※8 等で聴くことのできる優しく切ないサウンドにも定評がある等その音楽性は多岐にわたるが、